韓国へ入国するとき、「海外で買った商品はいくらまで免税?」「限度を超えたら没収される?」と不安になる人もいると思います。
結論からいうと、韓国の免税範囲を超えていても、きちんと税関で自主申告して必要な税金を支払えば通関できる商品は多くあります。
むしろ隠さず申告したほうが税金の軽減も受けられます。
今回は韓国免税範囲と、仁川空港などで限度を超えた場合の申告方法を順番に解説します。

韓国入国時の免税範囲は800ドル
2026年9月現在、韓国へ入国する旅行者の一般物品の免税範囲は、課税対象となる物品の合計で800米ドル以下です。
衣類、バッグ、化粧品、電化製品など海外で購入した商品が対象になります。
重要なのは、「1商品800ドル」ではなく、原則として対象商品の合計額で判断する点です。
酒・たばこ・香水は800ドルとは別枠
一般物品とは別に、韓国税関では次の免税範囲があります。
酒:合計2L以下+総額400ドル以下
紙巻きたばこ:200本
香水:100ml
19歳未満には酒・たばこの免税枠はありません。
つまり一般商品800ドルに加えて、条件を満たす酒や香水などには別枠が認められます。
800ドルを超えたら全部に税金がかかる?
基本的には免税範囲を超えた部分が課税対象になります。
例えば一般商品を合計1,000ドル分持ち込む場合、800ドルの免税枠を考慮したうえで超過部分について課税される仕組みです。
ただし商品によって税率や課税方法が異なるため、単純に「超えた200ドル×一定割合」とは限りません。
高額なブランド品や複数の商品を持ち込む場合は、購入時のレシートを保管しておくのがおすすめです。
免税範囲を超えたら自主申告する
申告対象の商品がある場合は、入国審査と手荷物受け取りを終えたあと税関で申告します。
韓国税関が案内する基本的な流れは、
韓国到着
→ 入国審査
→ 手荷物受取
→ 税関申告
→ 必要に応じて検査
→ 税金納付
→ 入国
です。
申告物がなければ申告書の提出を省略して「申告なし」の通路を利用できますが、申告対象物がある場合は申告手続きを行います。
紙だけでなくモバイル申告も可能
韓国税関では、申告対象物がある旅行者は紙の旅行者携帯品申告書だけでなく、モバイル申告も利用できます。
モバイルで自主申告した場合、税額通知と納付までスマートフォンから行える仕組みも案内されています。
空港で慌てたくない人は、購入品の価格や数量を事前に整理しておくとスムーズです。
自主申告すると関税が30%軽減
ここはかなり重要です。
免税範囲を超えた商品を自分から正しく申告すると、韓国税関では関税額の30%を軽減する制度があります。
仁川税関の案内では軽減額は最大20万ウォンです。
つまり、
「税金を払いたくないから申告しない」
より、
「超えているなら最初から申告する」
ほうが金銭的にもリスク面でも有利です。
申告しないで見つかったら?
免税範囲を超えているのに申告せず税関検査などで発覚した場合、通常の税金に加えて追加税が課される可能性があります。
韓国税関によると、未申告の場合は納付税額の40%の加算税、2年以内に2回以上摘発された場合は**60%**まで上がります。
ケースによっては通告処分や物品の没収などにつながる可能性もあります。
少し超えただけでも「たぶん大丈夫」と自己判断しないほうが安全です。
レシートは捨てないほうがいい
ブランドバッグ、時計、家電など高額商品を持ち込む場合は購入価格を確認できる資料を残しておきましょう。
おすすめは、
購入レシート
オンライン注文履歴
カード利用明細
商品名・価格が分かる画面
など。
税関で価格確認が必要になったときに説明しやすくなります。
免税店で買った商品も対象になる?
「Duty Freeで買ったから何個でも無税」という意味ではありません。
韓国税関は、韓国へ持ち込む商品について海外購入品や免税店購入品などを合わせて免税範囲を判断します。韓国の入国場免税店で購入した商品についても、海外購入品などと合算して通関すると案内しています。
「免税店で買った=入国時の税関申告も不要」と混同しないよう注意しましょう。
高級時計・バッグを元々持っていた場合は?
韓国を出国して再び入国する人が、高級時計・宝石・楽器など800ドルを超える高価な私物を持ち出す場合、出国前に携帯品の持出申告をしておく制度があります。
これは帰国時に「海外で新しく購入した商品ではない」と確認しやすくするためです。
日本から韓国へ観光に来る外国人の場合とは状況が異なりますが、高額品を国境を越えて持ち運ぶときは購入証明などを準備しておくと安心です。
現金も申告対象になる場合がある
商品だけではありません。
韓国へ入国する際、米ドル換算で1万ドルを超える支払手段等を持ち込む場合は外貨申告が必要です。国籍を問わず対象になります。
高額な現金を持って韓国旅行をする場合は、免税品とは別の申告ルールがあることも覚えておきましょう。
日本へ帰国するときは日本のルールになる
ここも日本人旅行者にはかなり重要です。
この記事で説明している800ドルの免税範囲は韓国へ入国するときの韓国税関ルールです。
韓国旅行で買った商品を日本へ持ち帰る場合は、韓国の800ドルルールではなく、日本税関の免税範囲・申告制度が適用されます。
「韓国の免税店で買ったから日本でも無条件に免税」というわけではないので、帰国前は日本側の最新条件も別に確認してください。
韓国税関で慌てないための5つのポイント
① 海外購入品の合計金額を把握する
② レシートを保存する
③ 酒・たばこ・香水は別枠を確認
④ 800ドルを超えたら自主申告する
⑤ 高額現金・規制品は別ルールも確認する
韓国免税範囲を超えたこと自体よりも、必要なのに申告しないことのほうが問題になります。
判断に迷った場合は、税関職員へ商品と購入金額を伝えて確認するのが一番安全です。
よくある質問
韓国の免税範囲はいくら?
一般物品は合計800米ドル以下です。酒・たばこ・香水には別途免税範囲があります。
800ドルを少し超えただけでも申告する?
免税範囲を超える商品は申告対象です。自主申告すると関税額の30%、最大20万ウォンまで軽減されます。
申告しなければどうなる?
未申告で発覚した場合、通常税額に加えて40%の加算税が課される可能性があり、2年以内に繰り返した場合は60%になります。
免税店の商品も800ドルに含まれる?
韓国へ持ち込む免税店購入品も通関時の免税範囲判定に関係します。購入場所だけで申告不要になるわけではありません。
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